DigiCert、CA Security Council(CASC)から脱退

ニュースソース:DigiCert Blog
以下は2018年6月15日にJeremy Rowley氏によって公開された、Notice of Withdrawal from the CA Security Councilを要約したものです。


CA Security Council(CASC)は DigiCertとは異なる方向に進んでいるため、DigiCertは、CA Security Council(CASC)から脱退します。

主な理由は以下です。

  • 私たちは、CASCの組織としての透明性が不十分で、今日の認証局(CA)が置かれている多様性に対応できていないと感じています。エコシステムを改善するには、関心のあるすべてのステークホルダーの広範な参加が必要ですが、多くは十分な理由なく除外されています。
  • 最近のフィッシングへのテーマの絞り込みは、CASCの設立趣旨に合致していないとも考えています。私たちは、CASCの研究テーマが、認証局(CA)が直面する多くの課題と機会に対処するために広がっていることが好ましいと思っています。
  • DigiCertはEV SSLサーバ証明書をサポートしており、CAが提供する証明書の価値を強く信じていますが、セキュリティは進化しつつあり、意味のある方法でEV SSLサーバ証明書を改善したいと考えています。正当な企業がEV SSLサーバ証明書を取得する能力に悪影響を及ぼすことなく、EV SSLサーバ証明書を大幅に強化することができます。我々は、オープンで着実な議論と、CA/ブラウザフォーラム検証作業部会への継続的な貢献を通して、改善を追求します。