Firefox62リリース以降、AppCacheはHTTPSのみに

ニュースソース:Mozilla Security Blog

以下は、2018年2月12日に公開された、Restricting AppCache to Secure Contextsを要約したものです。


HTTP接続経由のAppCacheにはセキュリティリスクが存在します。

FirefoxはHTTPを廃止し、すべての新しいAPIにHTTPSを必要とするという意図に沿って、安全でない接続を介して提供されるサイトからの機能を削除し続けています。
つまり、すべての機能を維持したいWebサイトは、できるだけ早くTLS暗号化を使用するようにする必要があります。

Firefox60+ BetaとNightlyでは、HTTPページからのアプリケーションキャッシュへのアクセスが拒否されました。
Firefox62リリース以降、HTTP経由のアプリケーションキャッシュは、すべてのリリースチャンネルで完全に削除されます。
Chrome、Edge、WebKitも削除の意向を表明しています。この変更はHTML standardにも反映予定です。

AppCache(アプリケーションキャッシュ)は、MSDNでは以下のように定義されています。

AppCacheを使ってリソースをローカルに保存すると、ホストするサーバーに対する要求の数が減るため、Webページのパフォーマンスを向上できます。また、キャッシュされたリソースにオフラインでアクセスすることもできます。
アプリケーション キャッシュ API (“AppCache”)